編年体式での書き方

時系列に沿って自身の経歴をまとめる編年体式での職務経歴書の書き方は、よく利用されている職務経歴書の書き方です。

職務経歴書の書き方として一般的なものが、時系列に沿って経歴を記述する「編年体式」です。編年体式では、職務経歴書の冒頭へ時間経過に沿って、手がけた実績や経験内容、所属企業といった情報を記述するようにします。

これによって、あなたが過去にどのようなキャリアを歩んできたのかが分かりやすくなるでしょう。編年体式では時系列で経歴情報が整理されているため、その分かりやすさから企業側に余計な手間を取らせることもありません。

ただし編年体式で職務経歴書を記述する場合、経歴がよくわかる反面、ポイントとなる経験などについて深く伝えることが困難です。そのため、文字の色や大きさを変えるなどして工夫することも大切になるでしょう。あらかじめ目を引くポイントを作っておくと、面接の際にもそのポイントについて質問を受けやすくなります。つまり、アピールの場を増やせるということです。

経歴については、具体的な記述を心がけましょう。成果などは数字で表しておくと、インパクトを強く与えられます。売上などであれば、Before&Afterで記載することによって、貢献度を分かりやすく伝えられます。もちろん、自分自身がそこにどのような貢献を行ったのかも、具体的に記載することが重要です。


ただし情報記載については、機密事項が含まれないよう配慮しましょう。クライアントの数や実績、自社の売上高などは、守秘義務違反に当たる可能性もあります。