電気・ガス・熱供給・水道業について

生活に必要な電気、ガス、熱、水を供給するなくてはならない業種

電気・ガス・熱供給・水道業とは、電気、ガス、熱、水を供給する事業所と汚水、雨水の処理などを行う事業所があります。

電気業には、電気を供給する事業所とその事業所に電気を供給する事業所があります。現在の日本では地域ごとに需要に応じて電気を供給する電気事業者が存在しています。それ以外に自家用発電を行う事業所も電気業に含まれます。

ガス業とは、一般の需要に対してガスを供給する事業所を指し、地域ごとにガス事業者が存在しています。また、一定数量以上の需要に応じて導管によってガスの供給を行う事業所や自ら維持して運用する一定規模以上のガス供給を行っている事業所もあります。

熱供給業とは蒸気、温水、冷水などを媒体とする熱エネルギーや蒸気、温水を供給する事業所を指します。

水道業とは水道管などの設備によって給水を行う事業所と汚水、雨水を公共下水道などによって排除、処理を行う事業所を指します。

公共事業と考えられる電気・ガス・熱供給・水道業ですが、転職求人倍率は3倍以上とかなり高くなっています。転職したい企業として目指す人が多い業種といえます。すべての人が生活に必要なもので、安定性が魅力の業種です。転職を成功させるためには高い求人倍率を突破する必要があります。

厚生労働省の『産業、事業所規模、性、給与内訳別1人平均月間現金給与額(平成24年)』によれば、電気・ガス・熱供給・水道業の平均給与は545,164円と、調査産業全体の平均315,294円に比べ、業種全体の平均給与は高い業種です。 今まで公共事業として行っていた電気事業についても、一般企業が参入するなど大きな変革が行われていることもあり、転職先としての動向が気になる業種といえます。