特技欄の書き方

履歴書には、趣味や特技を書く欄があります。趣味はともかく、特技の記入は困る人も多いでしょう。趣味や特技の欄は、応募者のプライベートでの興味の傾向や日常の生活ぶりを伝える部分となります。

履歴書の趣味欄は、人間性や教養、好奇心、個性などの能力を売り込むことができる項目です。中途採用の面接でも、特技のアピールによって話題が膨らみ、雰囲気をリラックスさせる効果を生むことが少なくありません。
特技欄に記載する内容には、資格や免許のように客観的な証拠がありません。そのため、工夫次第でアピールの幅が広がる項目です。そのためには、ありきたりな情報を避けて、具体的な事柄を記入します。例えば趣味が読書という人は多いですが、特技の欄に「文庫本を20分で読み終えます」と書けば、仕事でも役立ちそうな印象を面接官に与えられるでしょう。趣味とうまく連動させることで、特技のリアリティも高まり説得力が生まれます。

ただし特技を記入する際には、応募する企業の風土によって使い分けることが大切です。応募する企業によっては、自分の特技があまりアピールにならず、先入観を持たれるだけのマイナス効果となる可能性もあります。履歴書の情報は特技欄を含め、事前に自分に関する情報を与え、何かしらの印象を持ってもらうものです。かえってマイナスな結果にならないよう、注意してください。