電子部品・デバイス製造業について

電子部品やデバイス製造の業種

電子部品やデバイス製造業には、実に豊富なバリエーションがあります。例えば時代の最先端をゆく半導体の分野や集積回路、コンデンサ、スイッチング、LEDによる大手電機メーカーのパーツ、液晶、照明器具などが挙げられるでしょう。

また、業務内容も研究施設での開発や設計業務、現場での製造工程、事務職や営業職、人事業務など幅広く分かれています。電子部品・デバイス製造業への転職といっても、どのような分野で何をするのかを考えると、その道は多岐にわたると言えるでしょう。

尚、例えば光電変換素子製造業だけの分野でも、発光ダイオードやフォトカプラ、インタラプタなどの業種に枝分かれしています。その他に、音響部品や磁気ヘッド、小形モータ製造業などがあります。

業界内では高度な専門知識を要する研究開発はもちろん、組立作業や加工作業の工程など、さまざまな作業員が分担してあらゆる商品の開発と製造に当たっています。人間関係の良好な構築はもちろん、日頃からの健康管理は長く務めるためには不可欠です。

製品の善し悪しが、直接所属する企業のブランド力を左右するということもあるでしょう。その意味では、電子部品やデバイスの製造業は他の産業に比べ、より品質の向上を求められる業界です。

厚生労働省の『産業、事業所規模、性、給与内訳別1人平均月間現金給与額(平成24年)』によれば、電子部品・デバイス製造業の平均給与は411915円と、調査産業全体の平均315,294円に比べ、業種全体の平均給与は高い業種です。

業種全体の動向としても今後人材不足が深刻化し、給与やその他の待遇につて改善されていくことがみこまれる業界でもあります。