金融業,保険業について

金融業は資金取引の仲介、保険業は所定の場合に保険金を支払う現金を動かす業種

金融業とは、資金の貸し手と借り手の間で資金の融通を行い、資金取引の仲介を行う事業所を指します。
資金の融通機関としては、
銀行業、中小企業等金融業と農林水産金融業を営む預金取扱機関、貸金業、クレジットカード業等の非預金信用機関があります。

資金取引の仲介期間には、金融商品取引業や商品先物取引業、商品投資業、信託業、金融代理業、さらに資金融通機関や資金取引の仲介機関に関連した補助的・附随的業務を営む事業所も含まれます。

保険業とは、不測の事故に備えたい人から保険料を払い込んでもらい、所定の事故が発生した時に保険金を支払うことを業とする事業所を指します。保険業には、生命保険及び損害保険の保険業、共済事業保険媒介代理業、保険サービス業を営む事業所があります。

金融業といわれる事業所には、銀行や証券会社など数多くの企業があります。すべての企業において資金の取引が業務となります。資金に関わる取引には、取引先や顧客とのやり取りが伴いますので、コミュニケーション力や営業力が必要な仕事といえます。また、金融関連のさまざまな知識が必要になりますので、知識がある人は転職に有利になるでしょう。

保険業は近年事業所が増えていますので、転職を考える時はどのような商品を扱っているかなどを確認しましょう。

厚生労働省の『産業、事業所規模、性、給与内訳別1人平均月間現金給与額(平成24年)』によれば、金融業,保険業の平均給与は461383円と、調査産業全体の平均315,294円に比べ、業種全体の平均給与は高い業種です。

職種全体としては、サービスの多角化などによって、求人案件が増えつつあります。依然として給与などの待遇はよく、今後も好調が期待される業種です。