未経験でシステムエンジニア(SE)に転職できますか?

未経験でシステムエンジニア(SE)に転職できますか?

昨今、システムエンジニア(SE)をはじめとしたIT関連職の需要が高くなってきています。反面、現場では技術の刷新スピードにスキルの習熟が間に合わないという問題も出ています。未経験からSEへの転職を考えている人にとっては、需要があったとしても自分が実際に転職できるのか気になるのではないでしょうか。

この記事では、未経験からSEへ転職する際に必要なスキルと、そのスキルを身につける方法を解説します。未経験からSEの転職を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

システムエンジニア(SE)とは?

IT関連の仕事として人気のSEですが、仕事内容は多岐にわたります。まずはSEの仕事内容や年収、将来性について詳しく説明します。

仕事内容

SEの仕事はシステムの要件定義から設計、構築、テストなど、システム開発の全般に関わります。プログラマーと違い、プログラミングをメインで行う訳ではなく、上流工程と呼ばれる、システムをどのような仕様にするのか考えたり、どのような工程で開発をしていくのかを考えたりすることが中心です。

SEとしての経験案件数が増えるにつれて関わることのできる工程が広がっていき、キャリアを積んでいけば開発の企画段階から携わることもできます。

年収

平成30年度のSEの平均年収は男性で521.8万円となっています。しかし、SEの年収には個人差があり、優秀な人なら20代でも年収800万円を超える場合もあります。

SEの平均年収:男女別

性別 平均年収 平均月収 ボーナス
男性 521.8万円 34.4万円 109万円
女性 427.1万円 28.4万円 86.3万円

SEの平均年収:経験年数別・男女別

経験年数と性別 平均年収 平均月収 ボーナス
0年男性 319万円 25.9万円 8.2万円
0年女性 272万円 22.5万円 2.0万円
1~4年男性 408.1万円 27.5万円 78.1万円
1~4年女性 357.5万円 24.5万円 63.5万円
5~9年男性 487.1万円 31.5万円 109.1万円
5~9年女性 448.3万円 28.6万円 105.1万円
10~14年男性 522万円 34万円 114万円
10~14年女性 461.5万円 30.2万円 99.1万円
15年以上男性 599.3万円 39.2万円 128.9万円
15年以上女性 518.4万円 33.6万円 115.2万円

将来性

慢性的に人材が不足しているSEは、現状でも需要が高いといえる職種です。
今後はさらに、様々なビジネス領域でのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に伴い、業務効率の向上や労働力不足解消のために、生産性を高めるためのシステム開発の需要が高まると予想されています。引き続き将来性を期待できる職種といえるでしょう。

ただし、これからは最先端のIT技術開発に対応したスキルを持つSEが求められるため、スキル磨きを怠らないことが重要になります。今よりもさらに活躍の場を広げるためには、最新技術について学ぶ姿勢を持ち続けることが大切です。

未経験でもSEになれるのか?

経験年数とともに年収も上がり、今後の将来性もあるSEですが、未経験でも転職は可能なのでしょうか。以下、未経験でもSEになれるのかを詳しく解説します。

未経験でも採用してくれる企業増加の現状

IT技術の進歩に対してSEの供給が追いつかず、圧倒的に人材が不足しています。そのため、経験人材を採用するだけでなく、採用ハードルの低い未経験の人材を採用して、現場で一から育てようと考える企業も増えています。

求人要項に未経験でも可能、と記載されているものがあれば、未経験で採用される可能性は十分にあると言えるでしょう。

未経験者から段階を経てSEになれる

SEの仕事は、経験やキャリアによってできる仕事が広がっていくものなので、一般的には5年以上勤務して初めて一人前のSEとみなされます。

新卒で入社してくる未経験者と同様に、中途採用でも年齢やキャリア次第では、未経験で採用されても、現場で経験を積むことで実務年数に応じて段階的にスキルを身につけることができ、SEとして活躍することが可能です。

業務知識の豊富な場合、未経験者でもなれる

開発に関する知識が不足していても、業務知識をもっていれば未経験でもSEとして優遇されることがあります。

クライアントが業務の中で使うシステムを開発するようなSEの場合、その業務に関する知識を持っていれば、クライアントとの認識すり合わせをスムーズに行うことができますし、利用者に寄り添った機能の開発に役立てることができ、業務知識のないSEに対して優位性を発揮できます。

ただし、そのような業務知識を活用した工程に携わる際には、他のSEやプログラマーとのやり取りは必ず発生するので、最低限の開発知識は身につけていることが必須となるでしょう。

SEに向いている人

未経験でもSEになれるとはいえ、適性はあります。例えば、論理的な思考を持っている人は、細かい問題点の発見や適切なプロセス設計といった強みに繋がり、開発工程を考えることに向いているといえます。

また、システム開発は常に最新の知識が必要になるため、いつまでも最先端の知識を求める向上心がある人はSEとして長く働くことができるでしょう。

その他には、SEの仕事では、チームを組んで業務を行うことが多いため、コミュニケーション能力が高く、チームワークで能力を発揮できる人も向いています。

SEに向いていない人

未経験でSEになりたいという希望があっても、性格的にSEには向いていないという人もいます。

例えば、変化を好まず保守的で、新しいものに興味がない人は、最新のシステム開発についていけなくなるため、SEとしてはキャリアを伸ばすことが難しいといえます。

または、技術の応用を考えたり、頭を使って仕事をするのが嫌いな人は、開発の工程でつまずいてしまう可能性が高く、SEには向いていないと判断されてしまうかもしれません。

SEに必要なスキル

未経験でSEとして採用されたとしても、将来的に活躍するにはスキルを身につけていく必要があります。どのようなSEを目指すかによって必要とされるスキルは異なりますので、以下でそれぞれについて紹介します。

システム開発のスペシャリストとしての下流SEを目指す場合

システムの開発工程を専門に行う下流工程を行うSEを目指す場合、プログラマーを経て開発スキルを段階的に習得しつつ、スキルアップをしていくことになります。必要になるスキルは、主にプログラミングやアプリケーション開発のスキル、プログラマーをまとめるマネジメントスキル、グローバルなメンバーやクライアントとやり取りするための語学力、基本的な文書作成能力です。

上流SEとして活躍したい場合

クライアントとの要件定義、プロジェクトのディレクションなどに携わる上流工程を行うSEとして活躍したい場合、開発スキルに併せて、マネジメントスキルやコミュニケーションスキルなどが必要になります。マネジメントスキルやコミュニケーションスキルが高い人は、未経験からSEを始めても、上流SEとして活躍できる可能性があります。

未経験の人がSEになるための戦略

次に、未経験からSEへの転職を成功させるための戦略を解説します。

プログラミング知識を学ぶ

前職などで、業務知識を身につけられなかった場合は、まずは、プログラミング知識を学んで、プログラマーを経てSEを目指すのが一般的です。採用される前からプログラミングの知識をつけていくことが転職するための武器になります。

資格を取得する

SEになるために、特別な免許や資格などを取得する必要はありません。しかしIT関連の資格を取得しておけば、SEとしては未経験でも、IT知識やスキルのレベルを保証する証明書として利用することができ、転職に有利になります。

未経験可の求人を探す

未経験でも研修することを前提にSEを育てる土壌のある企業の求人を見つけましょう。そのような企業の求人を探すには、求人量が多い、大手企業の求人が豊富な転職サイトを利用するとよいでしょう。

JOBchange」なら、SEを始めとしたIT関連の未経験からの中途採用の求人も豊富です。大手企業の求人も幅広く取り扱っています。

SEに必要な資格

SEとして働くうえで必要な資格はありませんが、未経験からSEへの転職を目指すうえで、取得しておくと有利になる資格について解説します。

ITパスポート

ITパスポートとは、ITを利用・活用するための基礎的な共通知識に関する資格です。特別な受験資格はなく、理系・文系を問わずにすべての学生・社会人を対象としている国家試験です。毎月複数回試験が実施されていて合格率も50%以上と高く、未経験者でも勉強すれば取得できる資格です。基礎的な知識を証明する資格に過ぎないため、転職において強い武器になるわけではありませんが、最低限の知識レベルがあることのアピールにはなるでしょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、情報処理技術者を対象に基本的な知識や技能を測る国家試験です。こちらも初心者向け資格ですが、SEならばもっていて当たり前とも言われています。ITパスポートよりはやや難易度が高く、試験は4月と10月の年2回のみの実施です。

未経験の人のプログラミング勉強法

未経験からSEへの転職を目指す場合、プログラミング知識を身につけておくと転職の際に有利になる可能性も高いです。具体的な勉強法について見てみましょう。

独学

書籍やプログラミング学習サイトを活用し、自力で勉強する方法です。近年は様々なプログラミング学習サイトが立ち上がり、独学でプログラミングを学ぶ人が増えてきています。費用は安くおさえられる代わりに、人によってはモチベーションが保ちにくいというデメリットがあります。毎日ここまではやり切る、いつまでには何かをプログラミングで作り上げる等、目標を決めておくと良いでしょう。

スクール

学校に通学またはWebスクールなどの通信教育で勉強する方法です。費用は独学よりもかかる場合が多いですが、専門の資料やテキストが用意されているため効率よく勉強できることができます。通学の場合はともに勉強する仲間も得やすく、モチベーションが保ちやすいというメリットもあります。

未経験からSEになる時の注意点

未経験からSEを目指すうえで知っておきたい注意点を解説します。

情報収集

SEを募集している企業は沢山ありますが、応募する前には、どんなことをしている企業なのか、そこで働くSEはどんな働き方をしているのか等、情報収集を行いましょう。最近ではSNSやインターネットで様々な情報も得られますので、調べておくと良いでしょう。

研修制度があるかを確認する

一から教育する土壌が整っている企業へ応募するのが、未経験からSE転職をするうえで重要になります。事業規模の小さい企業だと新人を育成する余裕がなく、きちんとした教育体制もないまま現場に投入される、といった話も聞こえてきます。会社として体力がある大手企業は、比較的育成に力を入れていることが多く、安心感があります。JOBchangeは大手企業の直接応募求人を中心に掲載しているので、どういったSE求人があるか一度チェックしてみてください。

プログラミングはマスターしよう

SEの主な仕事はプログラミングではありませんが、働く上ではプログラマーや他のSEとのやり取りでプログラミングの知識がないと困ることもあります。

また、未経験可能で採用されたとしても、全く何の知識もないまま入社してしまうと、後から思っていたものと違うというギャップが生まれてしまいます。最低限のプログラミングはマスターしておくことをおすすめします。

まとめ

未経験からSEを目指すには、応募する前に、必要なスキルの勉強や資格取得をしておくことがおすすめです。また、求人を探す際には未経験でも応募可能な求人が豊富な求人サイトを使うと有利です。

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未経験からのSEの転職活動も、直接企業の担当者とやり取りができるので、円滑かつ意欲のアピールなどが有利に行えます。未経験でSEへの転職を考えている方はJOBchange で求人を探してみてはいかがでしょうか。

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