業種について学ぶ

転職を考える上で大切なことの1つに、業種選びが挙げられます。数ある膨大な業種の中から、自分に合ったものを慎重に選びましょう。

自分の適性をよく理解したうえで、長く付き合える業種を選ぶことが重要となります。製造業や運輸業、卸売業や小売業など、世の中には非常にたくさんの業種があります。きっとその中に、自分に適した仕事のできる業種があることでしょう。

例えば運送関係や製造業、木材・木製品製造、家具装備品製造業、食品製造業などは、対人コミュニケーションが比較的少ない業界といえます。逆にサービス業や営業職、小売業などは、人とのコミュニケーションが中心です。自分の得意なことや好きなことを中心に業種を選ぶことも出来るでしょう。

もちろん、逆に苦手意識を克服するため、あえて苦手な分野へ飛び込んでみるというのも1つの方法です。仕事を通じて、意外な自分の強みを発見出来るかもしれません。

他にも、高齢者などと触れ合う医療・福祉関連の業種や、教える場である教育関連、ITに通じる情報通信業など、その種類は実に多彩です。専門資格や技能を身につけることで、業界内におけるスキルアップも目指せるでしょう。
転職してから失敗したと後悔しないためにも、慎重に自分に適した業種を選んでください。

業種別の平均年収は気になる参考値。厚生労働省の数字では、業界別の平均月収が出ています。調査産業全体の平均月収は315,294円でした。 平均月収を単純に12倍し、平均年収としてまとめています。業種別の平均年収の表になりますので、参考にしてください
業種 平均月収 平均年収 調査産業全体との比較
建設業 365,413円 4,384,956円 16% ↑
製造業 372,073円 4,464,876円 18% ↑
電気・ガス・熱供給・水道業 545,164円 6,541,968円 73% ↑
情報通信業 481,478円 5,777,736円 53% ↑
運輸業,郵便業 335,546円 4,026,552円 6% ↑
卸売業,小売業 270,548円 3,246,576円 -14% ↓
金融業,保険業 461,383円 5,536,596円 46% ↑
教育,学習支援業 387,120円 4,645,440円 23% ↑
医療,福祉 295,425円 3,545,100円 -6% ↓
素材関連製造業 379,563円 4,554,756円 20% ↑
機械関連製造業 427,810円 5,133,720円 36% ↑
木材・木製品製造業 291,057円 3,492,684円 -8% ↓
家具装備品製造業 306,788円 3,681,456円 -3% ↓
電子部品・デバイス製造業 411,915円 4,942,980円 31% ↑
輸送用機械器具製造業 449,800円 5,397,600円 43% ↑
食料品製造業 262,379円 3,148,548円 -17% ↓