広告・デザイン・イベントについて

タイムリーに配信可能なインターネットメディアにより、規模を拡大する業種

今までの広告・デザイン・イベント系業界では、広告媒体として新聞・雑誌・テレビ・ラジオが使われていましたが、パソコンやスマートフォンの普及から広告のデジタル化が進み、インターネットやSNSなどで情報が発信されることが増えてきています。

2017年の電通の「日本の広告費調査」によると、日本の広告費は6年続いて増加傾向にあり、前年に比べて101.6%となっています。また、2015年末の総務省「通信利用動向調査」によると、13歳から59歳までの7割以上の人たちがインターネットを毎日少なくとも1回利用しているとデータがあり、パソコンだけではなくスマートフォンやタブレット端末が幅広い世代に普及しているのがわかります。一般の人が、YouTubeやInstagramなどを利用して世界中に情報を発信できる時代へと変化しているのです。

マスコミ業界の目下の課題としては、従来の広告概念にこだわらない新しい広告デザインをタイムリーに発信していくことが求められています。具体的には、インターネット広告の強みを生かした自由度の高い広告を、短いスパンで効果的に発信することです。その他に、正しい情報を的確に伝えるという課題もあります。インターネットでは個人のサイトを使ってたくさんの情報が発信されていますが、信頼度にかけるものも実在しているのが現状です。マスコミという大きな媒体を使って、クライアントのニーズに応える正しい情報を世の中に発信することが求められています。

2014年以降、1兆円を超えるまで成長しているインターネット広告業界はグローバル化が進んでおり、益々競争が激しくなると思われます。特にスマートフォン広告費が年々増えてきており、小さな画面でインパクトある訴求力が求められているのです。新しいビジネスモデルが生み出していける未知の可能性をもっている業界であることから、たくさんの人が注目しています。人々の目に留まれば、世界中に拡散されるほど強い影響力を持っているため、新しいサービスの開発も求められているのです。